和食、洋食問わず、食事をする際には一緒に食事をする相手の事を気遣ってマナーを守る必要があります。たとえ一人で食事をすることが多いからと言って、マナーを疎かにしてはなりません。
1人の時でもできない事は、たまに来る多人数での食事の際でもできません。そのため、むしろ一人で食べる時こそマナーに厳しくあるべきなのです。
自分から行う簡単な事や、子育ての際に起こる疑問を少しばかり紹介します。
音に気を付けよう
食事は何も味覚だけで楽しんでいるわけではなく、料理の見た目を味わう視覚、香りを楽しむ嗅覚、鉄板焼きなどで食欲を掻き立てる聴覚など、あらゆる五感が関わってきます。このことから食事は体全体で楽しんでいるとも言えます。
ですが食事中、相手の事を考えず不用意に音を立てる人もいます。
その例として、食器を楽器のように叩く行為、力を入れ過ぎたナイフやフォークが高い音を立てる、咀嚼の際に口を閉じずに音を立てて噛むなど、不快にさせる行為は多様にあります。
これらの行為を外でも行う人はその行為が家庭内で定着してしまっている為、普通のことだと認識してしまっているのです。
「自分がされて嫌な事は相手にもしない」という教えの基、私達は自然とルールを把握して行きました。ですが上記の内容は「自分がされても嫌」だとは感じない為、知らず知らずのうちに周りを不快にさせている場合が多々あります。
もし不用意に音を立てて食事を行っている方は、1度自分の食事風景を見直してみてください。子供のしつけを行う際も根気強く注意をし、より快適な食事を行えるようにしましょう。
食事の時間があいまい
忙しい現代社会において、いつも時間通りに食事をとるという事は少々困難な事になってきています。ですが決まった時間に食事を行う事で、食事の時間になると胃が自然と食べる準備を行ってくれて効率良く消化を行うことができます。
また、離乳食を食べるようになって慣れて来た1歳を過ぎた頃になると、自分で食べるという自己主張が激しくなってきます。ですが子供によっては成長するスピードが違う為、どの子も同じようにきちんと食事をするわけではありません。むしろ食が細かったり食事中暴れたりと、十人十色なのが当たり前です。
そういう時は注意することも大事ですが、食事だけでなく周りの物も変えてみるのも効果的です。
たとえばスプーンやフォークなどを「握る」ではなく「持つ」ような大きさの物へと変えたり、お皿をゴムやプラスチックの軽い物にしたり、好きなキャラクターが描かれている物に変えるなど、それぞれ工夫できることがあります。
こんな小さな変化でも、好きな物が近くにいるだけで興味が湧いてきますし、子供でも扱える食器だと「自分で食べてみよう」という意気込みが膨れ上がってきます。
体が成長して運動量が増えれば自然と食事をする量も増えて来るのでいつの間にか解消されていることが多いです。ですが食事の意欲を高め、時間ごとに食事が行えるよう観察、改善を行っていくことも重要です。
Lesson14確認問題
Lesson14の練習問題に取り組んでみましょう!
知識を確認することで、より定着度が高まります。