成人を迎えた後、体は徐々に老化して行きます。それを少しでも防ぐには老化防止に最適なビタミンB₁を含むサバやクルミを用いたり、ビタミンCで美容を保つ、食物繊維で消化を良くするなど、衰えてくる体の機能を食事で補う必要があります。
なのでここでは老化防止、または体機能の改善を行ってくれる料理の紹介をしていきます。
サバと根菜の船場風
【材料】(1人分)
- サバ:120g
- 大根:150g
- ニンジン:40g
- 大根の葉:20g
- ショウガの絞り汁:小さじ1杯
- ゆずの皮:2枚
- 味噌:20~25g
【出汁の材料】
- 水:600ml
- 早煮昆布:2枚
【作り方】
- サバは1cm幅に切り分け、ショウガの絞り汁をかけて臭みをとります。
- それぞれ大根は1cm程の厚さに、ニンジンは3~4mm程の厚さに輪切りします。大根の葉は小口切りにしておきます。
- 鍋に出汁の材料、大根、ニンジンを入れて火にかけます。
- 沸騰したら中火にして、15~16分ほど煮ていきます。
- 鍋の具材が柔らかくなったら1で用意したサバと大根の葉を加えて、さらに2~3分ほど煮ていきます。
- 最後に味噌を溶き入れて、全体に行き渡ったら火を止めます。
- 器に盛り、ゆずの皮を飾り付ければ完成です。
【料理の効果】
サバに含まれるビタミンB₁が老化を防止してくれる上に、たんぱく質は新しい細胞を作ってくれるので体の衰えを和らげてくれます。他にも茹でる野菜を変えてみたり、味噌の種類を変えてみるなどのアレンジが可能なので、自分だけのレシピを考えてみましょう。
蒸し長芋のソテー
【材料】
- 長芋:1/2本
- 塩:少々
- ゴマ油:小さじ2杯
【タレの材料】
- すりゴマ:大さじ1.5杯
- 寿司酢:大さじ1杯
- オイスターソース:大さじ2/3杯
- ゴマ油:小さじ1杯
- 豆板醤:少々
あらかじめ小さめのボウルなどに入れて、混ぜ合わせておきましょう。
【作り方】
- 長芋は皮をむき、輪切りにします。好みによって厚さを変えて構いませんが、約1cmほどの大きさが目安となります。噛み応えが欲しい場合は厚く、軽く食べたい場合は薄く切ってください。
- 蒸気のたった蒸し器に1の長芋を並べて塩をふります。
- そのまま蓋をして、12~13分ほど蒸します。
- 熱したフライパンにゴマ油を入れ、3の長芋を炒めていきます。
- 両面に焼き色が付いたら皿に盛りつけます。
- 最後に上からタレをかければ完成です。
【料理の効果】
長芋は炭水化物として食物繊維が含まれていることから胃腸の働きを強化してくれる上に、粘り気の正体である「ムチン」は胃壁を保護してたんぱく質の消化を効率よく行わせてくれます。
この結果、長芋にはスタミナを付ける滋養強壮の働きがあり、「山のうなぎ」と呼ばれるほどスタミナを与えてくれます。