Lesson17-4 旬の食材 冬

冬の食材

冬景色

秋と同様に栄養分を根に蓄えます。中にはこの時期が旬の作物は冬の寒さを利用し、厳しい環境の中で生き延びようとする作物自身の力で、より多くの栄養を作らせます。

冬の寒さは人間の体機能も低下させてしまいますが、冬が旬の作物は体を温めてくれるものが多く、消化器官の調子を整えてくれます。

  • 大根(12~2月):咳やタンなど、のどの痛みを解消してくれる上に消化促進も図れます。
  • ニンジン(10~2月):免疫力を高めて風邪を予防してくれます。
  • 白菜(11~1月):利尿作用や便秘の解消を行ってくれます。
  • ネギ(11~2月):血行を促進し、体を温めたり風邪の予防を行ってくれます。
  • セロリ(11~3月):便秘や頭痛、ストレスの解消や抵抗力を高めてくれます。
  • ほうれん草(11~12月):肌の老化を防ぐ美容効果や、鉄分によって貧血防止を図ります。
  • みかん(9~1月)免疫力を高めて風邪の予防をしたり、ビタミンCで美容効果も得られます。
  • ゆず(10~12月):風邪や貧血、整腸作用、疲労回復などを行ってくれます。
  • (12~3月):生活習慣病や皮膚病の改善を行ってくれます。
  • ブリ(12~3月):高血圧や認知症、貧血などの予防、肩こり腰痛の解消も行ってくれます。
  • マグロ(11~1月):コレステロールの低下を行い、高血圧や動脈硬化の予防も図れます。

大根の和風ステーキ

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【材料】

  • 大根:400g
  • ひらたけ:50g
  • しいたけ:50g
  • 長ネギ:2/3本
  • 菜の花:適量
  • ゆずの皮:適量
  • 薄口しょうゆ:小さじ2杯
  • みりん:小さじ2杯
  • 水溶き片栗粉:大さじ1杯と1/3
  • 水:200cc
  • サラダ油:適量
  • 塩、コショウ:適量

【作り方】

  1. 大根の繊維に沿って好みの厚さ、大きさに切り分けます。
  2. 両面に塩コショウをして下味をつけます。
  3. フライパンでサラダ油を熱し、弱火でじっくり火が通るまで大根を焼きます。
  4. 鍋に薄口しょうゆ、みりん、水を入れてひと煮立ちさせ、スライスしたヒラタケ、シイタケ、ネギを加えて塩で味を調えます。
  5. 野菜に火が通ったら水溶き片栗粉を入れてとろみをつけます。
  6. 焼き上がった大根を器に盛り付け、その上にあんかけ、さっと湯通しした菜の花とゆずの皮を飾り付ければ完成です。

韓国風あらだき

【材料】

  • 鯛やブリなど、魚のあら:500g
  • 水:360cc
  • 濃口しょう油:140cc
  • 酒:70cc
  • みりん:35cc
  • 青唐辛子:2本
  • スライスしたニンニク:3~4片
  • ネギ:適量

落し蓋があった方が調理は簡単ですが、ない場合は代用品としてアルミホイルで形作ったモノを使用しましょう。

【作り方】

  1. 鍋にあら以外の材料を入れ、強火にかけます。
  2. 沸騰したらあらを入れ、落し蓋をします。
  3. 弱火にして汁にとろみが出るまで煮詰めます。煮詰めすぎると辛くなってしまう場合もありますので、頃合いを見て味見をしましょう。
  4. 皿に盛り付け、輪切りにしたネギを振り掛ければ完成です。